③歴史事象や用語を自分の言葉で説明できるようにしよう

●世界史で2次試験まで勝負する人

●論述問題がある人

●実践的な力をつけたい人

 ある程度世界史が完成している、もしくは絶対なにがなんでもやらなきゃいけない人向け。特に、論述がある国公立大や一部の私大、選択肢の難易度が高く正確な理解が必須な難関私大などを希望する皆さんにチャレンジしてほしい。世界史には、世界史特有の言葉回しのようなものがあります。(グプタ美術の「純インド的」とか)曖昧な理解をなくし、そういう教科書的なフレーズを正しく使えるようにする練習が必要です。

 気を付けてほしいのは、何もわからないからと言ってすぐ答えを見ないこと。本番で知らない問題にぶつかることもあります。妄想でもいいので、せめて方向性くらいは予想して書きましょう。ちゃんと間違えることが、あなたの点数を伸ばします。安易に逃げない。


おすすめ勉強法

・問題集解答逆引き

 → 問題集を解くのはらくらくできているはずの皆さんは、解答から問題を引っ張り出して説明してください。10分間テストがわかりやすくていいですね。問題文とは、解答の説明そのものです。過不足なく、要素を挙げていきましょう。時間がないときは、読み上げだけでも結構効果があります。歴史用語を説明する系の出題がある人は、文章化してみましょう。わたしは用語集でチャレンジしてア行くらいで脱落しましたが、修行したい人はぜひ。


・教科書をちゃんと読もう

 → 本当に本当に基本的なことなんですが、論述にはこれが一番大事です。太字以外の読み飛ばしていたような地の文を丁寧に辿ってください。時代の動きや事項のつながりをイメージしましょう。小説気分で休憩のティータイムのおともに。


・過去問にチャレンジしよう

 → すでに志望の大学が明確にあり、世界史で勝負する気なら、この夏に一回は闘いましょう。0点上等でいいので、問題のレベル感と自分との距離を測っておくことは大事です。まだ範囲的にやれないところもあると思いますが、やれるとこだけでいいです。全く書けなかったら、予想でもいいから書けるだけ書いて、そのあとに教科書や資料集をつかって解答を作りましょう。簡単に答えを見ない。付け焼刃の言葉は自分のものになりません。


東大・京大・一橋はこれにプラスして個別に対応します。

勉強においても、大は小を兼ねるので、論述やり始めると共テの点数も伸びます。ほんとです。時間をとれる夏から秋に一回論述の型を叩き込んでおくと、共テ後が楽になります。頑張りましょう!

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