インド古典文明

インダス・ガンジスのふたつの大河、ヒマラヤ山脈、砂漠地域など多様な地域特性をもつインド。4大文明にも数えられるインダス文明からインド史ははじまります。

モエンジョ=ダーロとハラッパーの位置関係は正しく。

前1500年頃、アーリヤ人カイバル峠をこえて、パンジャーブ地方に侵入します。押し出されるかたちでドラヴィダ系の人々は南に移動することになります。インドに侵入する奴らはだいたいカイバル峠こえてくる。アレクサンドロスとかバーブルとか。


古代インドの変遷はざっくり、ヴェーダ時代 → 分裂期 → マウリヤ朝 → クシャーナ朝 → グプタ朝 → ヴァルダナ朝 です。過去のセンター試験では支配領域の変遷の地図問題がでたこともあるので確認しておきたい。


王朝の変遷とともにおさえておかなくてはならない軸として、宗教・哲学軸があります。ヴェーダ時代のバラモン教 → 革新運動としてのウパニシャッド哲学 → 仏教・ジャイナ教の成立 → ヒンドゥー教の広がり の流れ。バラモン教とヴァルナ制の結びつきも見逃せません。現在のインド社会の基礎にもなっています。まあ今はそれほどカースト制も厳しくはないようですが、それでも仕事・結婚等のしがらみは往々にしてあるらしい。インド行ったときガイドのおっちゃんが言ってた。

アショーカ王やカニシカ王の仏教保護、中国僧との関わりも頻出。下のkeywordにまとめておきます。


ざっくり前6世紀頃には新しい思想がたくさん登場してきて、仏教・ジャイナ教・儒教・ゾロアスター教なんかがだいたい同時期なんですよね。ユダヤ教もバビロン捕囚後だから前5世紀くらいだし、ソクラテスも前5世紀の人。なんとなく覚えておくと横のつながりになるかも?


南インドはドラヴィダ系のチョーラ朝、サータヴァーハナ朝なんかがありますが、余裕があれば。そんなに出ないです。ローマ金貨の出土と『エリュトゥラー海案内記』くらいかなぁ。

keyword:「アーリヤ人ーカイバル峠ーパンジャーブ地方」、「アショーカ王ーマウリヤ朝ーダルマ・仏典結集」、「カニシカ王ークシャーナ朝ー大乗仏教確立・仏典結集」、「グプタ朝ー法顕」、「ヴァルダナ朝ー玄奘」、「マウリヤ朝・グプタ朝ーパータリプトラ」、「クシャーナ朝ープルシャプラ」


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