授業ノートリクエストにお応えして、授業ノートのPDFを全編公開。ただ、細かいミスなどは確認してないのでちょこちょこ間違ってたり、消えてなかったりしてます。そこは自己補完ででよろしく。解答はいままでの授業ノートをご覧下さい。先行分もあげておくので、予習に使いたい人はどうぞ。授業でも同じプリントを使いますたぶん。印刷はできますが、編集は不可。著作権は放棄してませんので、あくまで自分の勉強用としてのみ使用してください。PASSは公式LINEよりどうぞ。11Sep2021授業ノート
ヨーロッパ諸国の海外進出どんどん先行してくれている人もいるようなので、授業ノートも進めておきます。なかなか更新できてなくてすいません。あんまり先行しちゃうのもどうかなーと思っていたのですが、そろそろそんなこと言っている場合ではなくなってきた…。置いてかれてる人大丈夫かなぁ。さて、この単元ではヨーロッパの海外進出をみていきます。大まかにわけて、アジア方面と新大陸方面。それぞれ順番に見ていきますが、前回の各国の政治状況を思い出しつつ、確認していきましょう。重商主義政策がキーワード。自国の経済を発展させるべく、積極的に海外進出に乗り出します。絶対王政による統一的な権力ができあがっているのも一因です。単元的にはどうしても分かれてしまいますが、全部ひと続きの出来事で...07May2020授業ノート近世ヨーロッパ
重商主義と啓蒙専制主義先行内容公開します。重商主義と啓蒙専制主義!教科書は近世ヨーロッパ世界の展開にはいります。いわゆる近世の後半戦、17世紀半ばから18世紀までが範囲になります。前回の単元から引き続き、主権国家が中心となる枠組みで展開されます。植民地の獲得が激化していくのもこの頃。世界地図はしっかり頭にたたき込んで、近世後半行ってみましょう!まず、この時期のヨーロッパは「17世紀の危機」と呼ばれる苦しい時期を経験しています。戦争や疫病で疲弊した国家を立て直すために、国家が経済に介入して自国を豊かにすることを目指す重商主義経済がとられます。コロナが治まった後の世界経済を考えれば想像はたやすいかと。ただ、この近世という時期は今ほど国際協調の動きはなく、とに...24Apr2020近世ヨーロッパ授業ノート
中国(分裂期)・周辺地域黄巾の乱後の群雄割拠と後漢の滅亡により、中国は三国時代に移ります。ここからしばらく長期政権がなかなかできない分裂期、すなわち魏晋南北朝時代に突入します。まずは三国時代。曹丕が魏を建国し、後漢は滅びますが北の魏、西の蜀、南の呉と3つの勢力が中国統一をめぐって争うことになります。それぞれの場所は地図で要チェック。この分裂は60年ほど続きますが、蜀が魏に滅ぼされ、魏の流れをくむ晋(西晋)に呉が滅ぼされたことで一応終結を迎えます。三国志演義はふっつーに面白いので、勉強に疲れたときにでもぜひ触れてください。本でも漫画でもアニメでもゲームでも。媒体は沢山あります。漢文でも取り上げられたりするので、話知ってると読まずとも解ける現象がおこる。「待て...20Apr2020授業ノート中国史
オアシスと遊牧民中央アジア史!このへんはイスラームとも中国とも密接に関わるところなので、どっち方面から問われても対応できるようにしたい。なので、内容はほとんど復習のようなもの。中国史で登場している周辺異民族や、ムスリム商人の活動とか。あとはこの辺まで領土を広げたアケメネス朝やアレクサンドロス大王なんかですかね。「ササン朝ーエフタルー突厥」の関係性はもう頻出。よく出る。とてもよく出る。エフタルのグプタ朝侵入も確認したい。遊牧民は名前の通り、移動しながら生活していますが、オアシス民はオアシスに定住しています。遊牧民とオアシス民は時に対立しながらも、相互協力的な関係性を築いていきます。オアシス都市としては、パミール高原の東部タリム盆地の敦煌やクチャ(亀茲...17Apr2020中央アジア史授業ノート
南北アメリカ文明教科書では中国史のあいだにはさまる南北アメリカ文明。なぜ。紀元前1200年の話から16世紀までを2pでおさめるという神をも恐れる所業なのですが、そのぶん細かくは聞かれないのでポイントだけしっかり。とにかくまず整理すべきは、マヤ文明・アステカ文明・インカ文明の3つ。マヤ文明は、ユカタン半島、マヤ文字、太陽暦、20進法、ピラミッド状神殿。アステカ文明は、メキシコ高原、アステカ文字、都テノチティトラン、コルテスの征服。ここまでがメソアメリカ文明。追加するならテオティワカン文明も。インカ文明は、アンデス高原、文字なし、都クスコ、マチュ=ピチュ遺跡、キープの使用、太陽崇拝、ピサロの征服。こちらは、アンデス文明。地図も頻出です。確認しておきまし...16Apr2020アメリカ史授業ノート
中国古代文明黄河文明から漢まで!王莽の新が紀元後8年なので、だいたいその辺で紀元前後が分かれるなあと思っておくと良い。このあとも、中国史は何度も登場しますが、その都度、年代・首都・建国者・政治制度・土地制度・税制・文化史と整理しながら押さえましょう。資料集の一番後ろが役立つ。あとで、穴埋めプリントあげておきます。周の封建制、秦の郡県制、前漢の郡国制(呉楚七国の乱後に実質郡県制に移行)の比較もしっかり。先日、LINEでも出題しましたが割と問われます。春秋戦国時代は、春秋時代と戦国時代で比較して整理しておきましょう。春秋は、尊王攘夷を掲げる覇者の時代。春秋の五覇。戦国は、実力主義の下克上時代。戦国の七雄は、場所とともにおさえる。そのなかから頭角をあ...16Apr2020授業ノート中国史
主権国家体制4月中に進む予定だったところのノートを先行公開しておきます。予習したいひとはどうぞ。私個人的にはこのへんからわくわくが止まらない単元なので、授業でかっ飛ばすのが悲しい。現代よりも、よりシンプルな国家間の駆け引きが面白い。そんな近世、主権国家体制の成立いってみましょー。そもそも主権国家とは何ぞや、というところから。抽象的ですが、簡単に言うと明確な領土と主権が存在する国家のこと。主権とは、人間で言う脳みそ。国という身体をどうやって動かすのか決定できる権限です。現代では主権は国民におかれますが、この時代の主権者はまぁ君主です。国によっては国王だし皇帝でもある。絶対王政なんかはまさに国王が主権をもつ国家体制です。絶対王政といえば官僚制と常備...09Apr2020授業ノート近世ヨーロッパ
東南アジアの諸文明いえーい東南アジアだ東南アジア。個人的には高校時代あまり得意ではなかったのですが…。行ったことある国は多いんですけどねぇ。日本とは考え方が全然違って、常識という枠をがんがん広げてくれるのが楽しい。近いしね。次はカンボジアかタイに行きたい。東南アジアは、時間軸も広いので、まず地域をしっかりおさえること。大きくは、大陸部と諸島部。インドシナ半島、マレー半島、ジャワ島、スマトラ島、フィリピン…と地理的な理解は大丈夫でしょうか。大陸部も、ベトナム・カンボジア・タイ・ビルマ(ミャンマー)と場所確認。苦手な人はトイレにでも世界地図貼ってくれ。私は、自分の部屋の天井に貼ってあったぞ。各地域ごとの変遷は割愛しますが(文章量が足りない)、大きな枠組み...09Apr2020授業ノート東南アジア史
インド古典文明インダス・ガンジスのふたつの大河、ヒマラヤ山脈、砂漠地域など多様な地域特性をもつインド。4大文明にも数えられるインダス文明からインド史ははじまります。モエンジョ=ダーロとハラッパーの位置関係は正しく。09Apr2020授業ノートインド史
宗教改革西ヨーロッパ世界で絶大な権力を握ったカトリック教会。長期にわたり力を持つと、だんだんと腐敗が進むもの。14世紀頃からすでに批判はありましたが(ウィクリフやフスがすぐに浮かんだだろうか…)本格的に改革が始まるのは16世紀、ドイツのマルティン=ルターが九十五か条の論題で痛烈にカトリック教会を批判したことにはじまります。当時の教皇レオ10世は、サン=ピエトロ大聖堂の建設にご執心で贖宥状の販売して資金を調達していました。お金を投げ入れるチャリーンという音で魂が洗われる、なんて宣伝するあくどい商売。ギリシャ語(コイネー)やラテン語で書かれた聖書を民衆は読むことができないので、教皇の言い分が嘘かどうかも判断できないわけです。ルターの主張と、それ...09Apr2020授業ノート近世ヨーロッパ
ルネサンスるねっさーんす、って芸人さんがいましたが今もテレビ出てるんですかね。テレビ見ない人なんでわかんないですけども。さてさてルネサンス。はじまりは中世末期。都市の発達によって心的な成熟も進んでいくなかで個人の価値を再評価しようとする動きがでてきます。「再生」を意味するルネサンスは、ヒューマニズム(人文主義)を掲げ、宗教的な価値観から脱して個人を重視するようになります。お手本となるのは、キリスト教にしばられないギリシア・ローマの古典文化です。大富豪メディチ家に支えられたフィレンツェ、毛織物業で発展していたネーデルランドなんかを中心にルネサンスは各国に波及していきました。科学技術の発展も見逃せません。「羅針盤」は大航海時代に、「火器」は騎士の...09Apr2020近世ヨーロッパ授業ノート