黄河文明から漢まで!王莽の新が紀元後8年なので、だいたいその辺で紀元前後が分かれるなあと思っておくと良い。このあとも、中国史は何度も登場しますが、その都度、年代・首都・建国者・政治制度・土地制度・税制・文化史と整理しながら押さえましょう。資料集の一番後ろが役立つ。あとで、穴埋めプリントあげておきます。
周の封建制、秦の郡県制、前漢の郡国制(呉楚七国の乱後に実質郡県制に移行)の比較もしっかり。先日、LINEでも出題しましたが割と問われます。
春秋戦国時代は、春秋時代と戦国時代で比較して整理しておきましょう。春秋は、尊王攘夷を掲げる覇者の時代。春秋の五覇。戦国は、実力主義の下克上時代。戦国の七雄は、場所とともにおさえる。そのなかから頭角をあらわすのが、法家の思想を用いた秦です。
『キングダム』ってこの辺の話だったような。5巻くらいまでしか読んでないけど。
…諸子百家?とりあえず儒家と法家をしっかり。あとは名前と派閥を。細かい思想については、倫理をやる人に教わってください。倫理をやる人は…頑張ってください。
秦では、始皇帝の業績を整理しましょう。李斯を登用し、法家の思想に基づく統治を進めます。文字・貨幣・度量衡の統一、焚書坑儒による思想統制、郡県制など中央集権体制を実現します。兵馬俑や万里の長城の修復など、大規模事業が実現できることからも、その権限の強さがうかがえます。どこで買ったか忘れたけど、自宅の机上に兵馬俑のレプリカ君がいる。
滅亡は陳勝・呉広の乱。「王侯将相いずくんぞ種あらんや」ですね。中国最初の大規模農民反乱。
続く前漢は農民出身の劉邦によって統一されます。項羽との戦いは、漢文でやりますね。四面楚歌や鴻門之会のやつ。司馬遷の『史記』に詳しく書かれています。虞兮虞兮柰若何~
…定期試験で出したら「項羽」のところに「沛公」って誤答が続出して、それ劉邦じゃんんんと採点しながら頭を抱えた思い出が。漢文の試験は大丈夫だったんだろうか。
前漢の最盛期は武帝のとき。匈奴を討伐し、がんがん外へ遠征して領土を拡大します。大月氏、大宛、朝鮮、南越と周辺諸国に遠征を繰り返します。国内でも、塩・酒・鉄の専売、均輸・平準法、儒学の官学化、郷挙里選の実施など盛りだくさんです。
王莽の新は、周の制度を手本とし、急激な改革を進めたので反発が大きく、赤眉の乱によって短命に終わりました。
後漢は劉秀(光武帝)の統一後、再び中央集権につとめます。劉秀↔劉邦、光武帝↔洪武帝がややこしいので注意。倭人の使いに金印(漢委奴国王)を授けたので、光武帝は日本史にも登場しますね。
その後の西域経営や大秦王安敦の使者到来もおさえておきましょう。滅亡は黄巾の乱。これも黄巾の乱↔紅巾の乱と混乱しがちなので注意。紅い方は元末です。
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