いえーい東南アジアだ東南アジア。個人的には高校時代あまり得意ではなかったのですが…。行ったことある国は多いんですけどねぇ。日本とは考え方が全然違って、常識という枠をがんがん広げてくれるのが楽しい。近いしね。次はカンボジアかタイに行きたい。
東南アジアは、時間軸も広いので、まず地域をしっかりおさえること。大きくは、大陸部と諸島部。インドシナ半島、マレー半島、ジャワ島、スマトラ島、フィリピン…と地理的な理解は大丈夫でしょうか。大陸部も、ベトナム・カンボジア・タイ・ビルマ(ミャンマー)と場所確認。苦手な人はトイレにでも世界地図貼ってくれ。私は、自分の部屋の天井に貼ってあったぞ。
各地域ごとの変遷は割愛しますが(文章量が足りない)、大きな枠組みとして13世紀の元の侵入前後で分けておくと良いでしょう。パガン朝(ビルマ)の衰退、マジャパヒト王国の成立、陳朝の元軍撃退など色々動いてます。あとは、中国・インドの影響も見逃せない。丁度中間地点なこともあって、宗教・文化的にも多くの影響を受けています。
ベトナムなんかは、中国と近いので顕著です。そもそも秦の始皇帝以後10世紀頃までなんだかんだ中国の影響下です。南海郡(秦)・日南郡(前漢)・安南都護府(唐)なんて細かいですけど余裕があれば。独立を達成したのちは、李朝→陳朝→黎朝→阮朝です。阮朝はまだ登場してないですが。ドンソン文化も銅鼓と一緒に覚えておきましょう~
また、宗教軸も国・王朝とセットで。ヒンドゥー教国?仏教国?さらには大乗?上座部?など混乱しやすいですよね。ビルマ・タイではスリランカから上座部仏教が伝来しています。スリランカ布教…アショーカ王…大丈夫でしょうか。カンボジアはヒンドゥー教国。ただのちのち仏教化するので、アンコール=ワットもヒンドゥー教→仏教に転用されています。現在内戦などにより荒廃が進み、その保護が問題にもなっています。
スマトラ・ジャワの宗教変遷は頻出。ボロブドゥールを建築したジャワのシャイレンドラ朝は仏教国。その後ヒンドゥー教勢力が拡大しますが、ヒンドゥー教のマジャパヒト王国が衰退すると、イスラーム勢力が拡大していきます。マラッカ王国のイスラーム化、アチェ王国・マタラム王国なども整理しておきたい。
その後、香辛料の需要拡大を受けてポルトガル・オランダ・イギリスとヨーロッパ勢力が進出し、東南アジアの多くは植民地としての歴史を歩むことになるのです。
…駿台模試かなんかでワヤンが出たそうで。ジャワのクディリ朝なんかで盛んだった影絵による劇です。インドの『マハーバーラタ』『ラーマーヤナ』なんかがジャワ語に翻訳され上演されました。ジャワ文化のひとつ。授業で落としました。申し訳ない。
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