すべての道はローマに通ず。ローマです。ローマ。
世界史やるにあたって個人的にはとってもロマンを感じる単元でもあります。
最近、シェークスピアの『ジュリアス=シーザー』読んだんですが、この時代のおおらかさと激情がとてもよいです。シェークスピアは16世紀末の英文学者。英文学に進むなら絶対外せない大文豪。好き。
さて、ローマ史は大きく共和政期と帝政期にわけられます。オクタウィアヌス(アウグストゥス)までと、それからと。ここではざっくり東西分裂まで押さえましょう。分裂後はまたそのうち。
共和政期をさらに分割するなら、身分闘争期と内乱の一世紀。ブロックごとに内容を精査しましょう。
貴族と平民の身分格差の解消の流れを正確に。アテネ民主政と混ぜるな危険。
護民官・平民会の設置 → 十二表法 → リキニウス・セクスティウス法 → ホルテンシウス法 で、身分闘争終結です。まあその後も色々燻ってますけどそれは置いといて。
リキニウス・セクスティウス法とホルテンシウス法は内容まで、ぜひ。あとは、この身分闘争終結あたりでイタリア半島が統一されます。つまり、ここからは外に出て行く=国土拡大運動の開始です。ポエニ戦争で最初の属州シチリアを獲得してからローマはどんどん拡大していきます。領土が増えれば奴隷も増える。市民の不満も増える。「内乱の1世紀」の始まりです。
「内乱の1世紀」がグラックス兄弟の改革からスタートするのは覚えておくとよい。気がする。
三頭政治の登場人物は基本ですので、混ざらないように。共和政ローマはオクタウィアヌスによって帝政へ移行することになります。
帝政期はざっくり、アウグストゥス → 五賢帝 → 軍人皇帝時代 → ディオクレティアヌス帝 → コンスタンティヌス帝 → テオドシウス帝。
ネロ帝とかカラカラ帝とか挟まりますが、余裕があればで。
最盛期「パクス=ロマーナ」を実現したものの、軍人皇帝の乱立で動揺・衰退期へ。いわゆる「3世紀の危機」の時代。ディオクレティアヌス帝以後は、国家の統一を維持するためにキリスト教を無視できなくなってきます。
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